#作戦1 スマホと上手に付き合おう【家庭のルール編】
子ども達は待ちに待った夏休み。
たっぷりある時間を持て余すこともしばしば。
学校では保護者と面談していると、必ずと言っていいほど出る相談が、
「スマホ問題」
〇スマホを持っていないと仲間外れになりそうで、持たせようか迷っている
〇寝るときにこっそり布団に持ち込んでいて夜更かしする
〇友達からの返信を返すことに必死で疲れている
〇四六時中スマホばかりいじっている(勉強しない、手伝いしない、等)
そこでおすすめがこちら。
お子さまがスマートフォンを安全に楽しく使うために!!
~ 保護者のためのガイドブック~
https://cdn.softbank.jp/corp/set/data/csr/responsibility/safety/rule/pdf/smartphone_guidebook.pdf
携帯電話やスマートフォンの使い方については、総務省、文科省、大手キャリア各社とも、かれこれ10年以上前から啓発に取り組んできている。
それぞれがパンフレットや資料を作っているが、一番見やすく、家庭で使いやすいのがソフトバンクのものである。
一番最後のページの家庭でつくるルール表がめちゃくちゃ使いやすい。子どもに持たせるならば、必ず家庭で話し合って、ルールともしもルールが守れなかった時の対応は考えておくと良い。できれば、正しい(便利な)使い方も。
困っている保護者には、この資料を印刷して渡すと喜ばれる。
現代はスマホだが。これが10年前はケータイ。20年前はゲーム。30年前はマンガ。いつの時代も、もちろん親たちだって同じように大人に言われてきた。そして、大人は頭を悩ませてきた。
ただし、保護者や教員など大人にとって必要な視点は、スマホはケータイ、ゲーム、マンガと圧倒的に違う点がある。
それはインターネットである。
この人類にとって革命的な発明品を持たせることが、損になるとは思えない。スマートフォンは携帯電話の延長では決してないのだ。
なので学校や保護者は頭ごなしに否定するのではなく、便利な(むしろ最強の)道具として、その使い方をきちんと教えるべきだと思う。
スマホを持つことで生じる不利益よりも、スマホ(インターネット)を持っていれば手に入る知識、コミュニケーション、時代感覚、の方がよほど価値がある。
前時代の価値観で否定するには、あまりにもったいない。
ビルゲイツだって、スティーブジョブズだって、ホリエモンだって、落合陽一だって、みんな最新のテクノロジーに子ども時代から存分に触れ、世の中を変えてきている。
むしろ新しい時代をつくっていく子ども達には、積極的に触れ、使いこなし、そして超えていくことを期待したい。
#作戦0 教育再興戦略
1.教育再興戦略
「ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ」 『日本再興戦略』 落合陽一
これは、メディアアーティストで科学者で大学の教員の落合陽一さんの著書『日本再興戦略』の帯の言葉です。
今の世の中は、閉塞感で満たされているのか、期待感で満ち溢れているのか、明治維新150年の節目を迎え、平成という一つの時代も区切りを迎える中で、この日本をアップデートするためのグランドデザインを描く。この落合陽一さんの主張に心がぐらっときました。
教員として子ども達と一緒にワクワクする未来をつくりたい。
そして自分で未来をつくっていく人材を育てたい。
それが自分の原点でした。
でも、今の教育界にはうまくいっていないこともたくさんあります。
それは、文科省が悪い、教育委員会が悪い、親が悪い、子どもが悪い、同僚が悪いでは変わりません。
少なくとも、上記の人はみんな必死です。悪い人なんていません。
子どものため、社会のため、一生懸命やっている人ばかりです。
それでも現状を変えるには、何か工夫が必要なことは間違いない。
良いアイディアは共有し、
意見を出し合って考え、
よりよい仕組みに変える、
挑戦し、行動し、一歩ずつ教育を変えていく。そして未来をつくる。
それを教育再興戦略として、発信したいと思います。
2.指針
自分が実践として試したこと、読んだ論文、経験などを発信したいと思います。
授業の実践も、学級経営も、保護者対応も、働き方改革も、世の中にたくさんの書籍は出ています。
でも、購入する人は一握り。
実践として試す人は、さらに一握り。
忙しいのかもしれない。現に値段も高いし、そんなに次々と買えない気持ちもわかる。
となると教員が成長していく方法は、
①OJTという名の言語化されていない経験則を年長者から教わる
②自己流
が多くなる。
①は個人の見様見真似なので、当たりはずれが大きい。そして長年の慣習ほど恐ろしい思考停止はない。
②は血肉になるが効率が悪い。まさに車輪の再発明。
ここに
教育経済学という新しい学問とテクノロジーという人類の英知を入れる
教育経済学では、エビデンスをもとに考える。慣習の打破。
?反転授業によって個に応じた指導が可能になるのか。
?自治体トークンによって、新しい経済圏がつくれれば学校の環境はもっとよくなるのではないか。
?クラウドとAIを使えば保護者の安心と教員の働き方改革が両立するのではないか。
見当もつかないけれど、考える価値はあると思っています。
教育再興なんて大きく構えてブチ上げたけれど、
大それたことは自分一人ではできないことは分かっている。
だからこそ発信して、いろいろな人の意見を交流し、創りたい。